会長挨拶
2022年04月01日
島根県弁護士会は、現在、松江市に52名、出雲市に13名、浜田市に8名、益田市に6名、隠岐の島町に3名の合計82名の会員を擁する弁護士会です。
そして、会員数は、全国の弁護士会の中でも少数ではありますが、82名の会員のうち19名は女性会員であり、女性会員の比率は全国の弁護士会の中で、トップクラスという特徴があります。
弁護士というと、「大きな問題があった場合でないと相談できないのでは」、「こんなこと相談してもよいのか」といったことを感じられる方もいらっしゃると思います。しかし、皆様が大きな問題ではないと思っていたことが実は重大な問題であったり、早期にご相談いただくことで簡単に解決にできる問題もあるため、気軽に弁護士にご相談いただければと思っています。
そして、この間、新型コロナウィルスの感染拡大により、苦しい生活を余儀なくされている方、大きな打撃を受けて事業者、日常生活で制限を余儀なくされている高齢者や子どもたちなどが少なくありません。
また、本年4月1日より、民法の成年年齢を20歳から18歳に引き下げる「民法の一部を改正する法律」が施行されました。引き下げによる消費者被害拡大への対応や予防のための施策が求められます。
そこで、当会では、地域の方が気軽に法律相談を受けられる場として、「法律相談センター」を県内各所に設置しているほか、「多重債務無料相談」、「高齢者・障がい者のための無料電話法律相談」、「中小企業法律支援センター(ひまわりほっとダイヤル)」など、様々な観点からアクセスできるための諸活動を行っています。
また、県内の学校等への出前授業、各種シンポジウムの開催など、法的な問題を市民の皆様にわかりやすく伝える活動にも力を入れています。
今後も、会員・職員とともに、地域の皆様のニーズにそった、質の高い法的サービスの提供に努めていく所存ですので、どうかよろしくお願いいたします。
2022年4月1日
島根県弁護士会会長 光谷香朱子